復旧済最終更新 2025-12-12
アスクル株式会社
卸売・小売(EC) / 大企業 / 東京
ランサムウェア事業停止サプライチェーン波及
2025年10月、ランサムウェア感染により受注・出荷業務が全面停止。BtoB顧客約569万・LOHACO顧客約1,010万を抱え、取引先企業にも波及した。侵入経路が公式に確定した事例。
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きっかけ・侵入経路
公式発表侵入経路
例外的に多要素認証を適用していなかった業務委託先の管理者アカウントのID・パスワードが漏洩し、不正利用された。当該アカウントでの不正アクセスを確認した。VPN機器ベンダが脆弱性を公表していたが、脆弱性を悪用した侵入の痕跡は確認されなかった。(調査により経路を公式に確定)
⚠ 攻撃者主張・未確認RansomHouse裏付けは取れていません
攻撃者はRansomHouseを名乗り、約1.1TBのデータ窃取を主張している。同グループは2026年7月にニチレイへの攻撃も主張している。
攻撃者不明(犯行声明・グループ名の公式確認なし)
被害・漏洩
公式発表漏洩件数
推定・上限(漏洩の可能性)
不明(件数の公式発表なし)
実際の漏洩はこれより少ない場合があります
確認済み(確定値)
未確認(物流・社内・一部クラウドへの侵害を確認)
対応と結末
公式発表経営層への説明に効く身代金の要求
不明
身代金の支払い
未公表
企業が公表していません
復旧手段
自力復旧(感染端末の隔離、主要アカウントのパスワードリセット)
再発防止策
主要システムに多要素認証(MFA)を適用、全社的なリスクマネジメント体制を再構築
組織自身の分析・教訓
公式発表組織が自ら公表した、被害が拡大・長期化した要因。自社の点検に役立ちます。
検知の遅れ侵害が発生したデータセンターのサーバにEDRが未導入で、24時間監視も未実施だったため、不正アクセスを即時検知できなかった。
バックアップ設計の不備オンラインバックアップは実施していたが、ランサムウェア攻撃を想定した環境を構築しておらず、一部バックアップも暗号化された。
対象規模と老朽化対策を適用すべきPC・サーバの台数が多く、一部OSバージョンが古かった。
経緯
2025-06-05
発生
初期侵入(後の調査で判明)。ここから約4か月半にわたり潜伏。
2025-10-19
発生
ランサムウェアが起動しシステム障害が発生・公表(第1報)。
2025-10-29
初動対応
一部商品の出荷トライアル運用を開始(第3報)。
2025-10-31
公表
情報流出に関するお詫びとお知らせ(第5報)。
2025-12-03
復旧
Webサイトでの受注が本格再開。
2025-12-12
続報
影響調査結果と安全性強化の取り組みを公表(第13報)。
影響
事業停止受注・出荷業務が全面停止し、約1.5か月間物流が停止した。
サプライチェーン波及
取引先・委託先・子会社への波及
無印良品・ロフト 等の取引先利用企業取引先企業の配送業務にも波及した。
出典
公式ベース報道東洋経済オンライン ↗
最終更新 2025-12-12