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調査完了最終更新 2026-08-10

株式会社イノベーション

情報通信(法人向けIT製品比較サイト「ITトレンド」等のオンラインメディア事業を含むグループ) / 未公表 / 東京
不正アクセス情報漏洩

同社グループがソフトウェア開発・システム管理に利用するソースコード管理サービス「GitHub」の認証情報が漏えいし、これを用いた第三者の不正アクセスが発生した。2026年8月4日の速報では、ソースコードおよびリポジトリ内のファイルに記載されていた個人情報の一部が流出した可能性があるとし、個人情報を「最大約60,000件」の氏名・メールアドレス(一部は電話番号)としたが、8月7日の確定報で漏洩が確認された件数を62,691名分と公表し、8月10日の訂正で62,689名分(氏名62,631件、メールアドレス62,689件、電話番号506件)とした。原因は、設定ファイルへの認証情報の直接記載(ハードコーディング)と、個人情報がリポジトリ内に保存されていたことの2点とされる。本番データベースへの不正アクセスや本番環境からの漏えいは確認されていないとしている。

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きっかけ・侵入経路

公式発表侵入経路

社内の開発システムの一部で、GitHubへアクセスするための認証情報(アクセストークン)がプログラムの設定ファイル内に直接記載された状態で運用されていた。この認証情報を第三者が不正に取得・悪用し、GitHubへ不正アクセスした。認証情報の取得経路の詳細や不正アクセスの発生日時は公表されていない。お客さま情報を格納する本番データベースへの不正アクセスや本番環境からの情報漏えいは確認されておらず、個人情報の流出はGitHub上のリポジトリに含まれていたものに限定されると確認したとしている。

攻撃者不明(攻撃者は公表されていない)

被害・漏洩

公式発表
漏洩件数
推定・上限(漏洩の可能性)
速報(8月4日)時点:ソースコード、およびリポジトリ内のファイルに記載されていた個人情報の一部が流出した可能性(最大約60,000件の氏名・メールアドレス、うち一部の方の電話番号)。
実際の漏洩はこれより少ない場合があります
確認済み(確定値)
確定報(8月7日)で「当社が保有するお客様情報のうち漏洩が確認された件数」を62,691名分と公表し、8月10日の訂正で62,689名分とした(氏名62,631件、メールアドレス62,689件、電話番号506件)。ソースコードについては速報で流出の「可能性」とされ、確定報でも確認の有無は明記されていない。
漏洩した情報の種類
氏名メールアドレス電話番号(一部)ソースコード(流出の可能性)
含まれない情報:本番データベースへの不正アクセスや本番環境からの情報漏えいは確認されていない(8月7日時点)。
組織が把握できていないこと

確定報は見出しで「流出の可能性が判明した個人データ」と記載する一方、件数欄では「漏洩が確認された件数」としており、表現が混在している。ソースコードについては流出の範囲・内容は公表されていない。認証情報が取得された経路、不正アクセスの発生日時・検知日は未公表。

対応と結末

公式発表経営層への説明に効く
身代金の要求
不明
身代金の支払い
不明
身代金要求がなかったため
復旧手段
発覚後、不正アクセスの経路となった認証情報の無効化およびアカウントの遮断を実施(8月4日時点で完了)。ソースコードに含まれる各種認証キー・パスワードの無効化と再発行を実施(8月4日時点で概ね完了)。
再発防止策
認証情報(アクセストークン)の権限や発行ワークフローを見直し組織全体で統制された仕組みへ切り替え、レビュールールを見直し・強化、GitHubリポジトリへのアクセス監視を強化(8月7日時点で対応済みとしている)。個人情報を含むデータをリポジトリに保存しない運用ルールへの見直しと既存リポジトリの点検・是正、個人情報のアップロード検知の仕組みを導入済み。混入を未然に遮断する自動チェックは導入を進めているとしている。関係当局への確定報告は期限内に提出予定(8月7日時点)。

組織自身の分析・教訓

公式発表

組織が自ら公表した、被害が拡大・長期化した要因。自社の点検に役立ちます。

認証情報の管理不備GitHubへアクセスするための認証情報がプログラムの設定ファイル内に直接記載(ハードコーディング)された状態で運用されており、これを第三者が不正に取得・悪用したことが不正アクセスの直接の原因と説明。
個人情報のリポジトリ内保存本来データベース等でのみ保管すべき個人情報が、社内の分析・開発作業の過程でGitHubリポジトリ内にも保存されていたため、不正アクセスが個人情報の流出につながったと説明。両者は独立した要因として、それぞれに対策を講じたとしている。

経緯

2026-08-04
公表
「『GitHub』への不正アクセス発生に関するお知らせとお詫び(速報)」を公表。最大約60,000件の氏名・メールアドレス等が流出した可能性。認証情報の無効化・アカウント遮断は完了、認証キー・パスワードの無効化と再発行は概ね完了と報告。
2026-08-07
調査完了
「GitHubへの不正アクセスに関する詳細調査の完了およびセキュリティ対策強化のお知らせ(確定報)」を公表。漏洩が確認された件数を62,691名分とし、原因2点と再発防止策を公表。
2026-08-10
続報
確定報の一部訂正を公表。対象件数を62,689名分(メールアドレス62,689件)に訂正。

影響

顧客個人情報の流出GitHubリポジトリに含まれていた顧客等の個人情報62,689名分(氏名、メールアドレス、一部の電話番号)について、8月7日の確定報(8月10日訂正)で漏洩が確認された件数として公表。
ソースコード流出の可能性速報でソースコードが流出した可能性があるとされ、同社はソースコードに含まれる各種認証キー・パスワードの無効化と再発行を実施した。

出典

最終更新 2026-08-10